看護師ばた子VSのほほん旦那

双極性障害の旦那さん。息子君、発達障害。自分も自律神経失調症です。認知症の母の介護もあり。

忘れられないお別れ(長文です・・・)

ちょうど1年位前は、忘れられないお別れがありました。

勤務先で出会った受付の方です。

在職中は「あ~、ばた子さん‼️ 大丈夫~😊 」といつも元気いっぱいに、テキパキと仕事をこなすので、大変お世話になりました🙇🙇

2年前に家の都合で退職され、ご飯でも行きましょう🎵と連絡先を交換してました。

コロナが言われ出した春に彼女から連絡📱

「ばた子さん・・・実は病気になってしまった・・・」

そこから、度々病気の相談にのってました。

彼女はいつもパワフルなイメージ☀️☀️

なので、彼女から他の人には病気の事を知らせないでと言われてました。

不安になった時に、泣きならがら電話📱

駆けつけて抱きしめてあげたい思いもありましたが、病院で働いている私はいつ自分がコロナになるか……

会って迷惑をかけては行けない……

そんな状況の中で数回しか会うことが出来ませんでした。

それでも電話や会ったりする中で、
彼女の病気が進行していくこと、
だんだん厳しい状況になっていくこと、
残りの時間が限られていくことは看護師として当然わかります。

限られた時間の元気なうちに、会いたい人に会って欲しい……

少しずつ彼女の気持ちを解きほぐしていき、秋には元職場のメンバーと楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

それと秋には大切な目標であった、娘さんの結婚式の出席‼️‼️

結婚式前後は体調も思わしくなかったのですが、式の最中は体調も何とかもってくれて、送って頂いた写真には、凛とした母の姿が写っており、感無量でした‼️‼️

それから、彼女が辛くなると電話📱

最初は泣きながら辛い・・・と話しているのですが、最後はお互いの共通の話でケラケラ笑いながら終わる。
そんな電話📱の繰り返し。

電話📱のタイミングも、本人がしんどくなった時に。
私からは余り近況を聞かない。

という感じでしてました。

看護師としての知識、訪問看護の事や往診の医師の相談にはのってました。

訪問看護は、以前一緒に働いていた後輩の勤める訪問看護ステーションにお願い。

彼女もその後輩の事は知っているので安心してました。

年が明けて、更に状態が悪化。

さすがに気になるので、会いに行きたいと連絡しましたが、彼女は闘病の姿を見せたくなかったので、「元気になったら連絡します」との返事。

後輩から、いよいよ危ないとの連絡。
翌日入院する手配と。
入院したら、コロナで面会禁止なので会えない…

会いに行きたいと連絡すると、ご家族から本人も希望しているとの返事。

すぐさま、彼女のご自宅へ。

「ばた子さん・・・辛いよ・・・」

「そうだね。辛いね・・・」と彼女を抱きしめて。

「呼吸が辛い・・・薬を飲むの怖い・・・寝てしまうのが怖い・・・」

「娘の孫を抱きたかった・・・何でこんな病気に、なってしまったんだろう・・・」

ずっと背中を擦りながら話を聞く。

彼女の色々な思いを聞きながら、家族さんに足浴をしてもらう。

「私がついてるから、痛み止めの薬飲もう。薬が効くまでおるから。」

彼女がウトウトするまで2時間滞在。

実はご家族さんとは面識なかったので、突然現れた私を受け入れて下さったご家族さんには感謝です🙇🙇

自宅を去る前に、気丈に振るわれていた娘さんも、看護の重圧で耐えきれなくなり、涙流しながら辛い思いを表出。

もう残された時間は少ないこと、看護ではなく家族さんと限られた時間を少しでも笑顔で過ごして欲しい。

私は滞在中、血圧や酸素測ったりなど看護師らしいことは何ひとつしてない、ただ話を聞き、スキンシップをしてただけの事。

それは家族さんが一番出来る事であると伝えました。

翌日、無事に入院。

入院翌日、永眠されました。

娘さんより、最期は家族で囲んで思い出を振り返りながら、笑いながら過ごせましたと。

その報告を受け、別れは辛いけど家族と過ごせて良かったと思いました。

彼女との事は今も鮮明に覚えています。

今頃、天国で元気に笑ってるかな⁉️⁉️